経理に転職 経理屋が天職

経理の仕事を知ってから、何回転職したってやっぱり経理屋さん

粗利益

●一般的に、経営者というのは営業利益を重視するものです。
あなたの会社の経営陣どうでしょう?

報告書類にしても売上原価と販管費を合算し「営業費用」という科目と
して表示することが多いかと思います。

経営陣は、営業活動からきちんと利益を出している事を株主や債権者に
説明する必要があるため、何としてでも営業利益を黒字としたいのです。

また、株式を多く保有する企業なら、後述する「経常利益」を営業利益
的に扱うことがあります。

●一方、金融機関は経常利益を重視します。
融資を申し込んだとき、銀行の融資担当者から、「経常利益はどれくら
い出てますか?」と聞かれた方も多いのではないかと思います。

金融機関としては、企業が経常的な事業活動から安定した利益を出せな
いと、融資の返済が滞ることになるわけですから、当然ですね。

このように、「営業利益」や「経常利益」は外部から注目される利益な
ため、経営陣も神経を尖らせるのですが、売上総利益、即ち「粗利」に
ついては、製造業の会社以外では、議論の場に出てくる事が少ないので
はないでしょうか?

●経理的な専門職で活躍する方は、私と同じ考えをお持ちではないか、
と勝手に推測しますが、私としては、この「粗利」こそ一番重視すべき
利益であると考えます。


そして、単に粗利益の額にこだわるだけではなく、粗利益率をプロジェク
ト(現場)毎にきちんと管理する、これが重要です。

企業が目標設定する粗利益率は、業種によって異なりますが、直接原価
以外の科目についても原価に含める経理方法を採用する企業なら20%
位を確保しようとするのではないでしょうか。

直接原価だけを原価とする経理方法を採用しているなら、30%は確保
しようと考えているでしょう。

こうして、固定費を上回るだけの粗利益を産み出すには、どれだけ受注
しなければならないか、逆算していくのです。

●例を挙げると
・固定費は年間10億

・粗利益率は20%

・粗利益は固定費分10億に加え、利益(所得)に対し課される税金分
 も確保しなければなりません。
 有利子負債があるなら、その支払利息分も確保する必要があります。

 ここでは、税額を4億、支払利息はゼロとします。

・そうなると、粗利益は10億+4億=14億必要ということになり
 ます。

・粗利益14億を産み出す売上は
 14億÷20%=70億

・企業の事業計画としては、年度内に売上計上できる受注を70億以上
 獲得することを設定しないといけませんね。

●上記の考え方をできる経営者は製造業、建設業に多くいらっしゃいま
 すが、サービス業ではあまりお会いしたことがありません。

最も設定しやくすく、かつ重要性の高い「粗利益」について、経理部門
から経営陣に対し、注視する必要性について説明してほしいと思います。



FC2 Blog Ranking






スポンサーサイト

FC2Ad