経理に転職 経理屋が天職

経理の仕事を知ってから、何回転職したってやっぱり経理屋さん

等身大の自分を知る

何年も前のことですが、私の部下にとても頭のよい女子社員がいました。
明朗でテキパキと業務をこなす反面、複雑な家庭環境のためか、他の人
よりも自己主張が激しいという一面も持ち合わせていました。
彼女は、当時課長だった私の指示は快く受け入れてくれたのですが、一
方で、社長の言う事に背くこともよくありました。

その都度、私は彼女を小さな会議室に呼び注意をするのですが、彼女は
「私を正しく評価してくれない人の命令など聞けない!」と言うのです。

「評価=報酬」のことですが、前回の「報酬編」で書いた中にあったよ
うに「他の同僚と自分の報酬を比較し」不満を抱いたのです。

社長は、創業者であり、ワンマン経営を行ってはいたものの、社員に対
しては公平に接し、彼女が言う「色眼鏡で見る」ような人物ではありま
せん。

社長が彼女に対し偏った評価をしたのではなく、彼女が自分自身を誇大
評価していたのです。

そのことを理解してもらおうと私自身も努めました。しかし、それが今
度は、私と彼女の溝を生むことになってしまたのです。

明朗だった性格は一転し、誰に対しても敵意を見せるようにまでなって
しまいました。

完璧にこなしていた業務も、まるで別人が行ったのかと疑うくらいお粗
末な成果しか出せなくなってしまいました。

以前の彼女を知っている私は、なんとかして本当の自分を取り戻して欲
しい一心から、何度も話し合いの場を持とうとしましたが、全く聞く耳
を持ちません。

あげくには、私を含めた管理職たちを「会社のイヌ!」と呼ぶようにま
でなってしまったのです。

ずさんな仕事しかできなくなった彼女は、当然のことながら、重大なミ
スを犯してしまいました。
いつもなら「人間ならミスはするもの」と社員が犯したミスには寛大な
対応を見せる社長も、彼女に対しては厳しい処分を下し、彼女は会社を
辞めることになったのです。



●社会人として 『ひと』として・・・
彼女が会社を去る前日、私を呼び出してきました。私は少々ビビリ(笑)
ながらも、指定された店に行きました。

彼女は先に待っていましたが、そこには、忘れかけていた以前の彼女の
穏やかな表情がありました。

彼女は、会社での思い出を全て捨ててしまおうと、在籍中に増えた荷物
を整理していて、手帳や社内の催事に撮った写真を見ているうちにいろ
いろ思い出したそうです。

手帳には、業務の備忘記録に加え、自分の主張した内容、それに対応し
た人のコメントなどが細かく書かれていたそうで、写真を見ながら思い
返しているうちに、自分の身勝手さに気づいたそうです。

時既に遅し・・・ではありましたが、次の職場で彼女が同じ過ちを犯さ
ずに済むことが確信できたことが、私にはとても嬉しく感じました。

「お互いが相手のことを理解し、思いやってこそ、大人の社会人として
付き合うことができるのですよね。
それを私ができていれば、『人間関係』で転職を考える事などなかった
と思います。

これって『ひと』としても とても大切なことですよね。」
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